CAREER STORY

かつてのパソコン
少年が歩むのは
巨大なプラントを司る
制御システムの
プロへの道のり

「まさか自分が工場プラントの仕事をするようになるとは、夢にも思いませんでした」と山下は笑う。
パソコンが好きでプログラマーになるのが夢だった青年は、プラントの世界でも自分のやりたい仕事ができることを知り、
エムイーシーテクノに入社。そしてわずか数年の間に、制御システムのエンジニアとして着実な成長を遂げてきた。

PROFILE
Yuya Yamashita

EI事業部 制御システム1グループ
2019年⼊社/工学部 情報工学科卒

趣味は、音楽鑑賞(HIPHOPやJPOP)とお城巡り。戦国時代好きで、
すでに日本100名城のうち70城以上に登城した。
昔の城の様子をイメージしながらそれぞれの攻略法を考えて楽しんでいる。

01

学生時代の夢は
プログラマー

「プログラマーになりたい」と思い始めたのは高校時代のこと。当時はパソコン部に入って独学でプログラミングを学び、独自のゲームを作って友達に見せたりしていました。大学は情報系の学部でプログラミングはもちろん、数学、電気回路などコンピュータに関連するいろんな知識を学びました。地元を離れたくなかったので就職先は三重県内を中心に探しましたが、県内に拠点を持つIT企業はごくわずか。どうしたものかと悩んでいたときに見つけたのがプラント業界でした。工場プラントの世界もIT制御が主流になり、自分でプログラムを書けるエンジニアが求められていることを知ったのです。

エムイーシーテクノを選ぶ決め手になったのは説明会での印象。若手のエンジニアの方に開発中の製品を見せてもらったり、自分の稚拙な質問にも丁寧に答えていただいたりして、具体的な仕事内容がイメージできた。生まれ育った地元で、安定した雇用環境のもと、好きなIT系の仕事ができる。これ以上の職場はないと思いましたね。

02

長期にわたる研修で得たのは
プラントの知識と仲間との絆

入社後2カ月間にわたり、新入社員研修を受けました。最初の1週間は東京の本社でマナー研修や事業内容などに関する座学を中心とした研修を受け、その後約2カ月間にわたって岡山にある中国事業所の研修センターで合宿研修に参加しました。

合宿研修では技能職の同期たちと一緒に溶接や足場組立、PLC設計製作などの実技研修を行いました。スタッフ職は通常、これらの作業を仕事として行うことはありませんが、みんなで協力して一つのモノを完成させる作業は楽しく、また社内の他の部署がどんなことをやっているのかを知る上でも貴重な体験でした。

実地研修の後半はスタッフ職として必要となる電気、計装、機械、設計、制御などの知識を一通り学びました。とりわけプログラミングについては腕に覚えもあり、研修の課題は難なくクリア。我ながら上々の滑り出しでした。新入社員研修は同期全員が一緒に過ごすため自然と仲も良くなり、楽しい経験となりました。

03

傍らに何でも聞ける指導員がいる
想像以上に手厚い育成への姿勢

配属された制御システム1グループは、プラント制御をつかさどるDCS(分散型制御システム)やPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラー)などの制御システムを設計・開発・導入するセクションです。最初の2週間は日替わりで先輩社員の方々から各々の担当する業務について教えてもらい、以後は私の指導員である先輩の指導を受けながら、OJTで仕事を学んでいきます。

ちなみに指導員の任期は5年間。つまり入社5年目まで私の成長に責任を持っていただくわけで、人材育成にはかなり力を入れている印象を受けました。指導員の先輩は、年齢が近いこともあって話しやすく、何でも教えていただけるので、配属時の不安はすぐに解消されました。指導員の先輩からよく言われたのは「まず一度自分なりに調べて、わからないところは質問しなさい」という言葉。何もかも先輩頼みでは成長できませんから、適切な指導だったと思います。

04

「プログラミングには一日の長がある」
そんな自信を打ち砕いだプロの世界

最初に任されたのは新設する計器をDCSシステムに組み込むためのソフトウェアの改造でした。高校時代からプログラムを経験し、腕には覚えがあったもののいざ取り組んでみるとわからないことだらけ。計器からどんな信号が出ているのか、それをどんな経路でシステムに取り込み、どんな処理を加えてDCSに表示させるのか……。指導員の先輩をはじめ、その他の先輩たちにも質問を繰り返し、四苦八苦してプログラムを組み上げました。

想定外だったのは現場に行く機会が多いこと。システムの新設にしても、更新や改造にしても、まず現場に行って自分の目で細部を確認しておくことは欠かせません。制御システムのエンジニアの仕事は、IT業界におけるSEやプログラマーと似ていますが、巨大なプラントを相手にするだけに身体を動かすことも多く、よりダイナミックな仕事だという印象を受けました。

05

大規模プロジェクトで失敗を経験
先輩の見事なリカバリーに目を見張る

大きな転機になったのが、入社2年目からの約2年半にわたって取り組んだ予算規模数十億円の大規模なシステム構築プロジェクトでした。当初は与えられた仕様書に従ってプログラムを書くだけでしたが、プロトタイプの完成後は現地に出張して、連日お客さんや関係企業担当者とミーティングを行い、プログラムの追加や修正を行いました。

当時は入社2年目で不慣れなこともあり、先方の言葉の意味をきちんと理解しないまま進めたり、実現不可能なスケジュールを伝えたりと失敗の連続。そんな窮地を救ってくれたのが、リーダーを務めた指導員の先輩でした。巧みな舵取りで影響を最小限に抑え、メンバーに的確な指示を出してプロジェクトを円滑に進めてくれました。

先輩の仕事ぶりを間近に見ることで、先方とのコミュニケーションの取り方、スケジューリングの考え方、視野を広く保つことの大切さなど、プロジェクトマネジメントの基礎を実地で学ぶことができたと同時に、自分の目指すべき目標も見えてきた経験でした。

06

初めてリーダーとしての
重要な責務を担う

入社5年目にして初となるプロジェクトリーダーを任されました。メンバーのマネジメントを務めるのはこれが初めて。プロジェクトは、従来PLCのみで構成されていたプラント管理システムをDCSに変更するものでした。私自身、本格的にPLCに関わるのはこれが初めてだった上にプログラムの規模が思ったより大きく、解析するだけで予定の倍以上の時間を要することに。

そのタイムロスを挽回するため、ヒアリングなどを通じて疑問点を徹底的にクリアにする、作業に必要な資料や情報は事前に準備しておくなど、やれることは片っ端から実行しました。

ある日、先輩との打ち合わせで「これはもう準備してあります」と見せて、「しっかりやっているな」とほめていただいたのを覚えています。過去の経験を活かし、責任ある立場でプロジェクトをやり遂げられたことで、ステップを一段上がれた気がしました。

07

誰からも頼りにされる
制御システムの
プロフェッショナルへ

この仕事にはプログラムだけではなく、電気や計装機器等など、プラント設備に関する幅広い知識が必要。私自身まだ先輩方の域には達しませんが、プロジェクトを重ねるたびにITや周辺技術に関する知識・スキルが身についていることを実感することができます。さらにお客様との交渉で必要なコミュニケーション能力や提案力も、当初に比べれば格段にできるようになったように思います。

ITが進化すればするほど、制御システムの役割はより重要になってきます。今後もさまざまな経験を重ねて自分の力を磨くことで、大型プロジェクトの責任者を任されるような制御システムの、真のプロフェショナルになりたいと思っています。