化学プラントにおける豊富な工事経験を活かして、
公共水路の耐震補強を完工する

化学工場の敷地内を流れる公共水路の耐震補強工事を実施しました。元々は当社の親会社である三菱ケミカルエンジニアリング社が担当しておりましたが、同社の組織変更で請け負うことができなくなったため、「化学工場内の工事のノウハウを持つ業者に発注したい」という発注者の意向によって、当社が指名され継続的に受注しております。

今回の工事エリアの上部には高圧電線があったため、使用する重機や工法の選定を慎重に検討。高圧電線から一定以上の距離(4m以上)を保つ必要があることを考慮すると、一般的な油圧クレーンの使用は困難であることから、ホイストクレーンを採用しました。また現地は地盤が軟弱だったため、工事中にクレーンが倒壊するリスクが考えられ、事前に軟弱地盤対策として薬液注入工法を実施しました。

化学工場の敷地内での工事は工場のさまざまな規則に従うことが求められます。当社は化学工場内での工事経験が豊富であり、すべての安全規則を遵守し、工場担当者と綿密に打ち合わせを行いながら、工場の操業に影響を与えないよう慎重に工事を進めました。

お客様からは「従来通りの安全、品質、施工、工程管理が維持できている」と高く評価していただき、工事完了時には「優良建設工事表彰」をいただくことができました。

近年の地震活動活発化を受けて、震災対策へのニーズはますます高まっており、こうした水路等の補強事業は今後も長く続くことが予想されます。今後もこれまでの工事で培ってきた調整力やコミュニケーション力、技術力を活かしてお客様のニーズに応え、ベテランから若手へとバトンを渡しながら、さらに事業の幅を広げていきたいと考えています。

竣工前の水路
竣工後の水路