着工前の綿密な調査と計画立案で
プロジェクトの課題を乗り越える

近年は、当社の他部門(機械、電気、計装等)がメンテナンスを担当しているお客様から、新たな建設工事等を特命で受注するケースが増えています。 このプロジェクトもその一つで、お客様の粉体製造設備の増強計画に伴い、新たな建屋を建築する工事を一括受注しました。

建築プロジェクトを遂行する上で大きな課題となったのは、着工から竣工まで、工事を円滑に進捗させるために必要な設備や準備の手順をまとめる仮設計画の立案でした。 今回の工事は現場に隣接する既設プラントを稼働させながら行う必要があったほか、敷地内では当社担当工事以外の工事も並行して実施されており、お客様の車両や他社の工事車両を妨げない仮設計画・配置計画が求められました。 一方スケジュールの点においても、お客様の設備稼働開始予定から逆算すると、計画・設計等、着工までの作業にかけられる時間猶予もあまりありませんでした。

こうした前提を踏まえ、お客様、工事業者、他工事関係者と綿密な打ち合わせ、現場での実測等を行いながら、工事用車両や作業員の動線まで配慮した細かい仮設計画・施行計画を立案。 その後も日次、週次、月次の打ち合わせや会議を関係者との間で行いながら工事を進めました。

今回、お客様とのやり取りは建築グループが担当しましたが、当社の他専門分野(機械、電気、計装など)とも連携を取りながら、「オールエムイーシーテクノ」による総合的なプロジェクト管理体制を構築。 チーム全体で情報共有しながら、お客様に対して機能・サービス・コスト面からより価値を高めるバリューエンジニアリングに関する提案も積極的に実施しました。

具体的には、建屋の配置計画においては車両搬入動線や作業動線を考慮した設計を行い、稼働後の作業性や安全性の向上に寄与する提案を実施。 また基礎部分には機器荷重が分散できる構造を採用し、建屋の鉄骨スパンや内外装仕様を統一することでコストダウンにつながる提案を行っています。

製造設備が稼動する中で、トラブルゼロで工事を完遂できたことに対して、お客様からも高い評価をいただくことができました。 今後も「オールエムイーシーテクノ」の総合力で、お客様のニーズや期待にお応えしていきます。

※バリューエンジニアリング: 製品やサービスの機能とコストの関係を分析し、体系化された手順で価値を高める手法のこと。 コスト削減と機能維持・向上を目指し、価値の最大化を図ります。