プロへの道のり 10年目以上 中堅社員座談会

目の前の課題へ真摯に向き合うこと。その先に必ず自分ならではのプロへの道がある。

ここに登場するのは、入社から10年目以上の中堅社員たち。 すでに現場では十分な実績と経験を積み、後進の指導にも力が入る年次だ。 そんな彼らが今、これまでのキャリアを振り返って何を思うのか。 そして、これから先どのようなキャリアを描いているのだろうか?

  • 吉田 好治

    スタッフ職/工事管理
    中部事業所 工事管理部
    機械工事1グループ
    1993年入社/普通科卒

  • 内山 和昭

    スタッフ職/工事管理
    中部事業所 工事管理部
    機械工事1グループ
    1993年入社/普通科卒

  • 鈴木 智晴

    技能職/仕上
    中部事業所 工事施工部
    1997年入社/機械科卒

  • 山口 敦

    技能職/仕上
    中部事業所 工事施工部
    1999年入社/電気科卒

大変さに気付くのはすぐだけど、
面白さは徐々に分かるもの

──まずはエムイーシーテクノに入社した動機について教えてください。

吉田元々スポーツをやってまして、体を動かすのが好きだったこともあり、現場で仕事ができる点と、ものづくりに携わりたいという思いで当社を志望しました。

内山吉田君とは同期で、仕事内容も同じです。入社動機もほぼ同じかな(笑)。私も子供の頃はプラモデル作りが好きで、大人になってもモノづくりの仕事をするエンジニアになりたいと考えたのが理由です。

鈴木私の場合、機械科出身なので、技能職で仕上担当というのは就職先としては順当と言えるかもしれませんね。ただ、入社してみるとプロの世界はレベルが高く、新人の頃は機械全般について自分がまだ何もわかっていないことを強く感じていました。

山口私は工業高校の電気科出身で、手に職をつけたいと考えて当社に入社しました。三菱という名前もあり、腰を落ち着けて頑張っていけると思ったのが大きな理由ですかね(笑)。学校では機械のことはほとんど勉強していないのに仕上に配属されましたが、先輩たちから何でも学ぼうという姿勢で頑張ろうと思っていました。

内山鈴木さんが言うように、入ってみると仕事の大変さが分かりましたね。夏は暑いし冬は寒い。高所で作業することもあります。なかなか大変です(笑)。

吉田確かにね(笑)。それでも、できなかったことができるようになったりと、やっていくうちに仕事の醍醐味に気付くようになるけど、最初は面食らうかもしれないね。

山口特に若いうちは覚えることがたくさんありますから、わずか1年の期間でも、振り返れば自分が大きく変わったことを実感できますね。

自分の存在意義を、
いかにつくっていくか

──若手社員時代についてどんなことが記憶にありますか?

山口私は電気科出身ですから、右も左も分からないまま入社したので、新人研修は助かりました。工具の名前と使い方を覚えることや作業前の準備の仕方まで、基礎の基礎からでしたが、それすらも初めての体験でした。

吉田今から思えば、座学も実習もあり、充実した新人研修だったと思います。でもやはり本当の仕事のスタートは、正式に配属されてから。コストや納期を考えながら仕事を進めなければなりませんから。

鈴木私も研修で習った内容は仕事の基本であり、現場に出ると応用が求められることに戸惑いました。基本すら身についていないのに、応用が求められる。先輩のレベルまでは程遠いなというのが、当時の実感です。

山口私は応用まで気が回らなかったですね。言われたことをきちんと言われた通りにやって、現場の先輩に迷惑をかけないように付いていくのに必死で……。

内山新人の頃は鉄工の部門だったのですが、最初は溶接の仕事が嫌で、実はこの仕事は自分に向いていないのかとも思いました。

吉田私も職人的な作業がなかなか上達せず、20代の頃は社内で自分が活躍できる場所を探していました。それからいろんな仕事をさせてもらっているうち、段取りが上手くなり、今の工事管理職につながってきたのだと思います。

鈴木新人の頃は先輩についていけば良かった。入社から数年が経ち、仕上の作業責任者を任されるようになった頃がいちばん大変でした。初めて目にする機械のメンテ。しかも後輩に指示を出さなければならない。もう、図面を頼りに、先輩の指導を思い出しながら、なんとかこなしていましたね。

若者よ、メモを取れ!
真正面から教えてもらえるのは
若者の特権だ

──当時の自分に声をかけるとすれば、どんなアドバイスをしますか?

吉田若い頃は、日々の仕事をこなすだけで精一杯だったように感じるのですが、それでもオフタイムは結構遊んでいましたから、今考えると余裕があったのかなあと。なので、将来を考えてもっと勉強をしておけば良かったと思います。10年後どころか、5年後にどうなっていたいか、考えていなかったのが、今となってはもったいないですね。

内山今、現場の管理職を任されていますが、溶接以外にも様々な技術を磨いておけば良かったと思います。この立場になるとボイラー整備士や施工管理技士、電気主任技術者などの資格を取得しておくことが望まれますが、若い頃に勉強して取得しておくと、後が楽ですよ。

鈴木私は、もっとメモをきちんととっておきなさいよと、若い自分に言えるものなら言いたいですね。当社では多種多様な機械を扱いますが、数年経って定期修繕のタイミングに差し掛かった時に再整備することが多々あります。そんな時、前回にポイントを書き留めたメモがあれば助かるなと、いつも思うのです。

山口たしかに私も「メモを取っておくと良いぞ」と言われましたが、その時は余裕がなくてとれなかったことが多いですね。でも、無理をしてでもメモを残しておけば良かったなと、今は思います。

努力の成果は簡単には実を結ばない
でも続けていれば確実に得るものがある

──その後、仕事を身に付けていったかと思うのですが、自分の仕事に自信がついてきたのはいつ頃くらいからですか?

内山さっき溶接作業が嫌だと言いましたが、実は上手な先輩に教えてもらっているうちに、自分でも仕上がりに満足がいくようになり、少しずつ面白くなってきました。九州や水島の溶接の大先輩に教えを請うこともしました。とにかく当時は上手くなりたいと考えていましたね。成果が出たのが入社5年目、三重県代表として全国大会に出場しまして。その頃にはかなり自信も付いてきましたね。

吉田私の場合は、鉄工の仕事はあまり得意ではなかったので、自分の存在意義を見出すべく現場でいろんな仕事をやってみようと思い立って、出合えたのが今の仕事です。入社してから10年目くらいで、この工事管理の仕事をするようになってから、自信をもって仕事をするようになったかなと思います。客様先で工事のプランを提案しては発注をしてもらい、社内や外注のメンバーと情報を共有し、何事も問題なく計画を達成する瞬間は、この仕事ならではのやりがいを感じますね。

鈴木自分の成長は感じられても、成長に応じて次々と難しい仕事を任されますから、本当に自分が歩んできた道が間違いではなかったと感じられたのは、お客様に作業責任者としての仕事ぶりを評価されたり感謝されたりした時です。私の場合、そこまで至るまで10年以上かかりました。お客様に認められるようになると、仕事にも自信が出ますし、楽しくなってきます。

山口自信ということになると私の場合はまだかなあ……。作業責任者になった頃から、責任の大きさに不安を感じていまして。不安を解消するのは、実績の積み重ねです。ひとつの仕上作業が終わり、試運転で機械が無事に回る毎に、自信が深めているという段階ですね。この仕事は「場数を踏んでナンボ」ですから。

それぞれの人間の個性に応じた
プロフェッショナルの姿がある

──これから先、どんな技術者を目指していますか?

鈴木私はもともと機械の人間ですが、やはり機械だけではなく、電気に強くなることが個人的な課題です。お客様の前で提案したり相談に乗ったりする機会が増えてきたのですが、その場面では部分的な話ではなく、プラント全体についての話になるんで、機械だけでは解決できなかったりします。その時「専門外です」とは言いたくないなと。

山口私は生涯現場で、チームで機械をメンテナンスしていきたいと思っています。それと三菱ケミカル以外のプラント工事にも、もっと携わりたいと思います。以前、中国の上海近郊の工場に出張した時は、中国人とコミュニケーションをとるのが大変でした。それでも、そんな厳しい現場を克服した経験が、どんな工事にも対応できる力を磨くのだと思います。

吉田現場が人を育てるのは間違いありません。今の自分の立場をつくったのは、数々の現場での奮闘だと思っています。施工管理になってオフィスワークや客先での商談が増えましたが、現場監督としてさらにスキルアップするためにも、これからも積極的に現場に顔を出して、新しい気づきを得ていきたいですね。

内山本当に、辛い、大変だ、頑張った、という経験が今の自分をつくったと言えます。でも、まだまだ完成形ではありませんよ。もっと経験を積んで、よりたくさんの仲間やお客様から頼りにされる存在になりたいですね。

参加者プロフィール

  • スタッフ職として工事監理を担当。趣味はゴルフと家庭菜園。ゴルフのアベレージは80台と、アマチュアとしてはかなりの腕前。一方、庭で採れた野菜を近所におすそ分けすることも。
  • スタッフ職として工事監理を担当。休日はゴルフの練習、もしくは中学生になった長女と仲良くショッピングする良きパパ。名古屋や桑名まで出かけることも多い。

  • 技能職として仕上を担当。趣味は読書。通勤の電車内でジャンルを問わず読む。休日は公園で長女・次女とボール遊びを楽しむことでリフレッシュしている。
  • 技能職として仕上を担当。スノーボードが趣味のスポーツマン。かつては冬になると毎週のように山に行っていたが、子供が生まれてからは家族サービス重視している。
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