マイスターズ

技術伝承の取り組み

いつの世も、求められ続ける技術・技能をいかに高め、受け継いでいくか。

人材育成部

小野山 政剛

人間力と技術力の両輪を
持つことが必要。

当社が人材育成の目標として掲げている人材像は「人間力・技術力に優れ、豊かな個性を持つ人材」です。当社は技術の会社ですから、まずは仕事の上で必要となる「技術」や「技能」をしっかりマスターすることが最優先の課題であることは言うまでもありません。

それと同時に、社会に出て仕事をすれば当然、社内外の多くの人とかかわりを持ちます。そこで「人間力」という言葉を掲げました。人間力とは、人として持っていることが望ましい性質やスキルのことですが、とくに重要なのがコミュニケーション能力です。

コミュニケーションというのは言葉のキャッチボール。相手の言いたいことを受け止め、自分の意図を相手に伝わるように投げる。そんなふうに誰とでも適度な距離間で言葉のキャッチボールができる人材になっていただきたいと思っています。

技術研修センターで 
充実した研修を行う。

そのために当社では充実した研修の取り組みを行っています。まず技術系の新入社員に対しては、職種ごとに8カ月~18カ月間の研修を用意しています。

たとえば機械系スタッフ(研修期間18カ月)として採用された場合、本社で半月ほど一般教育を受けた後、九州事業所で半年間の設計研修を行います。続いて中国事業所の技術研修センターで1カ月間の技能研修。翌年1月から9カ月間の事業所実習を経て、本配属となります。

技能職の新人(研修期間8カ月)の場合は、2週間の一般教育のあと、約1カ月間、労働安全法の特別教育を実施。続いて技術研修センターにおいて約4カ月半の技能研修。さらに1カ月半ほど施工部による実習を行い、本配属となります。このように技術系の新人に対して、技術技能研修を長期に亘って取り組む点が当社の新人研修の特徴です。

なお、当社では入社5年目までを「育成期間」と位置付け、この間に一通りの技術や技能を身に付けて会社に貢献できる人材になってもらえるようフォローアップを行っています。その一つがOJT制度。職場長が任命した先輩社員がOJT指導員となり、OJTを通じて新人を指導・育成するというものです。

競うことで、技能は伝承される。

また溶接や仕上げといった技能の継承は重要なテーマです。従来も部署ごと、部門ごとの取り組みによって一定の成果を上げてきましたが、これをさらに大きな取り組みにしていこうと考え、3年前より「社内技術技能競技大会」を実施しています。これは各事業所から推薦を受けた若手の選抜選手たちが「機械組み立て」、「溶接」、「プラント配管」の3つの種目で技能を競い合うものです。

こうしたイベントを通じて、若手社員の技能習得に対する意欲が向上し、技能・技術の底上げにつながることを期待しています。エムイーシーテクノは技術の会社だと申し上げましたが、その技術を持っているのは「人」、つまり社員であり、そうした社員の集積が会社を支えているのです。

これからも私たちは社員一人ひとりが持つ「技」を大切にし、さらにそれに磨きをかけて社会に貢献していきたいと考えています。

技術研修センターについて

ものづくりを支えるためのあらゆる技術の継承を支える。

当社では2011年に岡山県倉敷市に立地する中国事業所内に、社員の技術・技能の習得のための設備として技術研修センターを開設しました。当センターは、鉄工、仕上、据付などのあらゆる技能の他、機械、電気、計装、塗装、建築などの各種工事に関わる社員を育成するための設備を備えており、当社の技術継承の取り組みにおいて、大きな役割を担っています。

写真で見る技術研修センター

  • 岡山県倉敷市の臨海部に位置する中国事業所内にエムイーシーテクノの技術研修センターがあります。

  • ここが実習棟の表玄関です。さあ中に入ってみましょう。

  • ここは実習のための場所です。さまざまな技術・技能を学ぶための設備が所狭しと並んでいます。

  • 実習スペースには、仕事に必要な各種基本動作が説明された掲示物が掲げられています。

  • 各種工作機械も一通り揃っています。

  • これは仕上の実習用のポンプ(左)とモーター(右)です。かなり年季が入っています。

  • 所変わってここは溶接ブースです。一つずつ仕切られているため、作業に集中できます。

  • では実習の模様をみてみましょう。
    実習スペースでは天井のクレーンを使って大きな回転機のメンテナンスを行おうとしています。

  • メンテナンスを行うにはまず機械の構造を理解する必要があります。指導員に若手技術者が質問をしています。

  • 溶接ブースでは、溶接の実習が行われています。ちなみにこの溶接はアーク溶接です。

  • それぞれの溶接の出来具合を並べて品評会。誰が一番上手く出来たか一目瞭然。だから自ずと気合いが入ります。

  • これは小型の実習用プラントを使った計装設備に関する研修です。複雑な仕組みだけに簡単ではありません。

  • 地元の書道家にお書きいただいたもの。当社の技術・技能への思いが、この「技」の文字に込められています。

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